働き方・インタビュー

合格体験記 & 救急IVR認定医に向けて(by 一山先生)

 前回長谷川先生に合格体験記をレビュー頂きました。今回は新制度にて見事合格となりました一山先生に合格体験記をレビューして頂くとともに、今話題の「救急IVR認定医制度」についても伺います。一山先生よろしくお願いいたします!


2023年9月に救急専門医試験を受験し合格いたしました!

2020年4月から2023年3月まで弘前大学医学部附属病院を基幹病院とする新制度の救急専門医プログラムで研修を行い、

専攻医期間中は

弘前大学医学部附属病院に加え、関連病院である青森県立中央病院東京医科大学八王子医療センター北里大学病院で研鑽を積みました

3年間で専門医試験の受験資格に必要な症例は十分に経験することができました。旧制度と受験資格に必要な経験は同じですが、

新制度は実績をすべて研修管理システム(e医学会の研修プログラムシステム、e医学会HPにリンクあり)に入力する点、審査が何段階にもわかれていない点が違います

新制度は3年分入力した実績を学会が確認し、受験資格を満たしていれば受験案内が届きます

試験勉強は7月下旬から本腰を入れて始めました

基本的に過去問中心に勉強し救急診療指針を読むことで関連する知識をつけていきました(診療指針に記載がないことはインターネットでガイドラインや論文や公的機関のHPを検索しました)。

過去問はまず年度ごとに5年分解き、次に分野別に15年分解き、その後再度年度ごとに3年分解きました

試験は例年通り、マークシート方式で100問を3時間でした。解答を見直したりわからない問題をじっくり考えたり、比較的時間に余裕はあります(編集部註:一山先生の感想です個人差があると思います難しいですよ?)。今後救急専攻を考えている方、専門医試験を受験される方の参考になれば幸いです。

*備考

私は救急医学会の研修を修了し試験も合格しています(新制度の一次審査に当たる様です)

新制度は専門医機構に移行したため、形式上専門医機構の審査も必要な様です(受験してから知りましたが…笑)。

そのための11月15日現在は専門医機構の審査結果待ちの状態です(新制度の二次審査に当たる様です)

専門医機構から不合格が言い渡されることはない踏んでいますが…。二次審査の結果も含めた正式な合否は11月21日に発表される予定です。

*今後のキャリアプラン

私は2020年4月から2023年3月まで救急専門医プログラムで研修を行い、2023年9月に救急専門医試験を受験し合格致しました。

今後のキャリアプランとして、集中治療専門医と救急IVR認定医の取得を目指しており、現在私は救急医として勤務しながらIVRの勉強をさせて頂いております

救急専門医合格後、サブスペへの道が開かれます

多くの方にご協力とご指導・ご鞭撻を頂き、日々新しい学びがありとても有意義な時間を過ごしています。

救急IVR認定医とは、放射線科以外で特に救急専門医を取得した医師でIVRの質の担保・普及のために新しく制定された学会認定の専門医です

第1回の試験は2024年11月に予定されていますが現段階で詳細不明です…

救急専門医を取得しかつ100例以上の症例と3年以上のIVRの経験および筆記試験・口頭試問の合格が必要となります(詳細は学会HP参照:救急IVR認定医について(日本IVR学会)、今後変更される可能性が十分にある様です)

将来的に緊急IVRが必要な症例を初期診療→治療→退院まで一通り診療できるようになることを目標とし、日々邁進して参ります!


 一山先生おめでとうございます!合格体験記での弘前大学救急専門医プログラムやその後のキャリアプランなど貴重なお話ありがとうございました。研修医や学部生の皆様の参考になれば幸いです。本院での研修内容や青森県立中央病院東京医科大学八王子医療センター北里大学病院などについて興味がありましたら気軽にお声掛けくださいおまちしております〜

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