令和8年9月3日、4日の2日間にわたり、弘前大学医学部保健学科棟において、令和8年度「災害支援医療従事者養成講座」の集中講義・実習が開催されました。今年で4年目の開催となります(第1回の記事はコチラ)。
講座概要
本講座は、弘前大学被ばく医療連携推進機構の災害・被ばく医療教育センター(センター長:伊藤勝博教授)が主催する履修証明プログラムの一環として実施されています。
プログラムの特徴
本プログラムは、DMATの知識を災害拠点病院以外の医療従事者にも提供し、地域の災害医療体制を強化することを目的としています。通常の講義はオンラインとオンデマンドで実施され、2日間の集中講義のみが対面形式で行われる効率的なカリキュラムとなっています。
受講者
今年度は、県内の医療機関や原子力関連機関のみならず、東京都の医療機関からのご参加も含め(ありがとうございます!)約30名の被ばく災害・医療従事者が参加しました。参加者には医師、看護師、医療事務員、原子力サイト職員など、様々な職種の方々が含まれています。
演習内容
1日目の主な内容
- 病院の災害対応(指揮系統・ゾーニングの確立)
- EMIS(広域災害救急医療情報システム)実習
- トリアージ実習:START法(30秒程度で傷病者の重症度判定)実習・タグ記載実習
- 職種別実践演習(医師、看護師、業務調整員)
- 特別講義:①2023年秋田豪雨から学ぶ近年の水害と医療機関の備え
②令和 7 年青森県東方沖地震におけるむつ総合病院の対応・経験






特別講義


2日目の内容
- 実習:病院災害対策本部の立ち上げ、運営シミュレーション
- 被ばく医療講義・演習(希望者のみ):被ばく・汚染傷病者の診療と放射線防護・線量評価




今後の展望
本講座は、内閣府が想定する日本海溝・千島海溝地震による青森県での甚大な被害に備え、地域の災害医療体制の強化を目指しています。修了者には「弘前大学履修証明プログラム修了証」と「災害支援医療従事者」の称号が付与されます。
令和9年度 第5回も年度末から募集が開始ます。是非ご参加くださいお待ちしております。