広報・インタビュー

令和6年度 大規模地震時医療活動訓練に参加して(by 長谷川先生)

 大規模地震時医療活動訓練は毎年、内閣府主催で行われる全国規模の訓練です。今年度は9月27・28日に実施されました。この訓練は国内で最も規模の大きな訓練の一つであり、本学からもDMAT1チームが参加しました。実際に参加した長谷川先生にレビュー頂きます!ちなみに昨年令和5年度・愛媛での活動はコチラをご参照ください。


9月27日~28日、首都圏で実施された「大規模地震時医療活動訓練」に弘前大学DMATとして参加しました。この訓練は、首都直下地震による大規模災害を想定して、被災後の医療提供体制を検証するものです。また、関係機関相互の連携強化も目的としています。我々に課された最初の指示は、

9月28日午前8時~9時までに東北自動車道蓮田サービスエリア・上り(埼玉県)に参集

するというものでした。前日の27日に出発、弘前から埼玉まで約9時間かけて救急車と公用車にて移動しました。

640km!
 蓮田SAにあるDMAT参集拠点本部に到着、受付して次の任務の指示を受けています

派遣指示を受けた我々は、

蓮田から南へ20kmほどの川口市立医療センター内にある南部医療圏DMAT活動拠点本部に向かいました

本部からの指示待ちです。これが長い…

本部から圏域内の病院調査の指示が出ました

机上訓練で、2病院について調査を行い、調査結果をGoogleドライブ上にアップし、EMISの代行入力も行っています。この訓練に対してフィードバックを得られなかったのが少し残念でした。

机上訓練の様子

活動拠点本部へ調査先の病院からの帰還報告を行うと次の指示が出され、さいたま医療圏DMAT活動拠点本部傘下にある戸田中央総合病院へ向かいます。病院指揮所に行き、

下腿開放骨折の患者を同医療圏内のさいたま赤十字病院へ搬送

する任務が課され、搬送調整を行ったところで訓練は終了しました。

搬送完了

今回の訓練は、首都直下地震を想定し首都圏全域で行われましたが、

都会の道路を車両で移動する難しさを痛感しました…

今回は通行止めなどの状況負荷がなく、ナビに従い移動できましたが、

実災害では、参集拠点に到達することさえ難しいかもしれない…

と思いました。関係者の皆様、お疲れ様でした。


 長谷川先生ありがとうございます。皆様お疲れ様でした。なお、今回の訓練には弘前消防から1名、大学との提携により運転等の応援として同行してくださいました!片道約9時間、流石に帰りの9時間は辛かった…弘前消防の応援はとても有り難かったと聞いております。この場を借りて御礼申し上げます。

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