広報・インタビュー

令和5年度 本町地区総合防災訓練が実施されました(by 辻口先生)

 令和5年10月4日、令和5年度「本町地区総合防災訓練」が実施されました。コロナ禍のため多数の模擬患者による大規模訓練は久しく行われておりませんでしたが、今回は久々に本部業務の訓練となりました。実際の訓練の様子を、災害・被ばく医療教育支援センターの辻口先生にレビューして頂きます!


 「青森県日本海側を震源とする大地震が発生」したという想定で附属病院を中心とする防災訓練を実施しました。訓練開始と同時に附属病院大会議室が災害対策室に切り替わり、病院長・看護部・救急救命センター・事務局など関係者が多数参集して情報収集をしながら課題解決に取り組みました。

災害対策室長(病院長)を中心に病院の被災状況について討論!

 本院では今年7月に新病棟が完成し、設備や部署配置に大きな変更がありました。新病棟完成後の初めての訓練であり、

『各部署の被災状況は?』

会議室5Fまで走れ!どうやって集計?紙?書式は?なんか便利なアプリないの?

『自家発電機に切り替わった後、どのくらい電気が持つ?』

新病棟はオール電化です!繰り返します、オール電化ですよ奥さん!

『DMAT(災害派遣医療チーム)が全国から来た場合どのように受援体制を構築するのか?』

駐車場は?待機場所は?どこに泊まる?仕事の割り振りは?といった様々な想定が付与され、訓練参加者はそれぞれの役割毎に一生懸命対応していました。

次々に入ってくる情報を時系列にまとめたクロノロジー
役割分担表!たくさんの職員が災害対応を担います

 振り返りの時間では、訓練想定を作成しコントローラー役を演じた災害・被ばく医療教育センターの伊藤勝博センター長より総評がありました。その後、プレイヤーとして訓練に参加した 袴田健一 病院長、花田裕之 救急救命センター長より、今回の訓練を今後の院内防災計画や各種マニュアルの改訂に活かしていこうとコメントがありました。以上です!


編集後記

 辻口先生ありがとうございました!新病棟オール電化なんですか…節電しましょ節電。来年度の訓練は、大規模模擬患者の受け入れ訓練とかあるといいですね~災害は忘れた頃にやって来ます。心しましょう。

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