令和5年10月14日「東北ブロックDMAT参集訓練」が青森県全域で実施され、県内各地で大規模な災害医療訓練が行われました。訓練の概要はコチラ、津軽サービスエリアでの活動はコチラをご参照ください。本記事では「青森空港 SCU(Staging Care Unit:航空搬送拠点臨時医療施設)」指揮所での活動についてご報告します。
我々のチーム(編集部註:長谷川先生率いる弘大DMAT隊)は、青森空港DMAT SCU指揮所で訓練を行いました。活動内容は以下の通りです。
(1)SCU本部を立ち上げ、主に八戸圏域からの患者を受け入れ状態の安定化を企図→搬送フロー図に従い津軽圏域内の医療機関へ患者を搬送
東北、北海道、新潟より複数のDMAT隊を受け入れ、指揮所と診療部門に分かれて活動しました。
(2)津軽圏域内の医療機関の受け入れが困難となったため、DMAT調整本部の指示により広域搬送を計画
訓練の途中で自衛隊機UH-1J、CH-47や防災ヘリの見学・説明を受けることができ有意義なものになりました。
訓練を通じて情報収集・伝達が一番の課題であり、伝達に関しては混乱なくかつ迅速・明確に共有できる工夫が必要であると実感しました
訓練に参加・ご協力頂いた青森県をはじめ関係者の皆様に感謝申し上げます。
皆様訓練お疲れ様でした。訓練日晴れて良かったです。さて、「東北ブロックDMAT参集訓練」につきシリーズで連載しておりましたが、次回最終回「津軽地域DMAT活動拠点本部」の訓練内容をレポートいたします。謎に包まれた?DMAT活拠本部の活動がついに明らかに!ご期待ください。