広報・インタビュー

令和6年度 青森県原子力災害医療実践研修@青森県立中央病院 開催報告

 令和7年2月18日(火)、青森県立中央病院にて「原子力災害医療実践研修(医療機関の対応)」が開催されました。本研修は、原子力災害時における医療機関の対応能力向上を目的とし、

青森県内の原子力災害拠点病院および原子力災害医療協力機関職員を対象に実施

されました。参加者は20名以上となり、講義と実習を通じて実践的なスキルを習得する充実した内容となりました。

研修概要

今回の研修では、以下のプログラムが行われました:

  • 講義:「原子力災害医療体制の概要と医療機関対応」
  • 実習1:「汚染傷病者の除染」
  • 実習2:「被ばく/汚染傷病者の診療」

講義では、原子力災害時における医療体制や医療機関の具体的な役割について解説されました。実習では、汚染傷病者への対応や診療手順を参加者が実際に体験しながら学びました。

講義2コマ:災害・被ばく医療教育センターのロゴが写ってます
放射線測定実習
除染実習
最後に搬入から一連の流れを演習しました
状況把握・クロノロ
除染では拡散に注意
お疲れ様でした!タイベックの着装は任意です。だって暑いし。

修了証

全課程を修了した参加者には修了証が発行されました。ただし、本研修は被ばく医療認定委員会による認定研修には該当しないことをご留意ください。


前回開催の紹介

令和6年度には、アスパムにて「原子力災害医療実践研修」が開催されました。この研修では、避難退域時検査や安定ヨウ素剤配布に関する知識・技術の習得を目的としており、多くの自治体職員や医療関係者が参加しました。今回の研修はその内容をさらに発展させたものとして位置付けられます。


今後の展望

本研修は、原子力災害時における迅速かつ適切な医療対応を可能とする人材育成を目的としており、参加者からも高い評価を得ています。今後も地域社会への貢献と災害対応能力向上に向けて継続的な取り組みを行ってまいります。

今回ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。次回開催もぜひご期待ください。

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