当センター長の花田裕之 教授（弘前大学大学院医学研究科 救急災害・総合診療医学講座）が、第25回臓器移植推進国民大会において感謝状を贈呈されました。本大会は2024年10月20日に「つなぐいのち～とっとりからアフターコロナのいのちを考える～」をテーマとして鳥取県で開催されました。
受賞の背景
花田教授は、当院救命救急センターにおける臓器提供体制の整備と、臓器移植医療の発展に多大な貢献をされ、特に、救急医療の最前線において臓器提供に関する適切な判断と丁寧な家族対応が評価され受賞に至りました（アーカイブ配信「厚生労働大臣感謝状贈呈式」5：30辺りです）。
大会の概要
臓器移植推進国民大会は、臓器移植の重要性を広く国民に啓発し理解と協力を深めることを目的として、毎年開催されています。今年は鳥取県米子市を会場に、「つなぐいのち～とっとりからアフターコロナのいのちを考える～」をテーマに、以下のような多彩なプログラムが展開されました：
- 鳥取県内の高校生によるスピーチと書道パフォーマンス
- 心臓移植者やドナーファミリーによるトークセッション
- 医学生と肝移植者による共同発表
大会のアーカイブ映像は、以下の日本臓器移植ネットワークのホームページから視聴可能です。
医学生・研修医、そして医療・消防・救急全ての関係者の皆様へ
日常診療に携わる医療関係者のみならず、医学生・研修医・消防・救急関係者の皆様におかれましては、この機会にぜひ、臓器移植医療が「いのちのリレー」として重要な医療の一つであることをご理解いただき、臓器移植についての理解を深めていただければ幸いです。 特に、以下の点にご注目ください。
- 臓器移植の現状と課題
- 臓器提供の意思表示の重要性
- ドナーとレシピエント、そしてその家族の思い
花田教授の受賞は、当センター、そして弘前大学にとっても大きな名誉です。これを励みに、今後も地域医療への貢献、そして臓器移植医療の発展・啓発活動に尽力してまいります。