広報・インタビュー

令和5年度 大規模地震時医療活動訓練に参加して(by 長谷川先生)

 内閣府主催の大規模地震時医療活動訓練は毎年全国規模で行われる訓練で、今年度は9月30日に実施されました。この訓練は国内で最も規模の大きな訓練の一つです。この訓練に本学DMAT隊員も参加しました。実際に参加した長谷川先生にレビュー頂きます!


 9月29日~30日に九州・四国で実施された「大規模地震時医療活動訓練」に弘前大学DMATとして参加しました。この訓練は、南海トラフ地震などの大規模災害を想定して、被災後の医療提供体制を検証するものです。また、関係機関相互の連携強化も目的としています。我々に課された第一の指示は、

9月30日午前8時~9時までにレンタカーにて松山空港(愛媛県)に参集せよ

というものでした。レンタカーで弘前から松山空港まで参集!は厳しいため、実際は青森空港から松山空港まで民間飛行機での移動・前泊になりましたが、医療資機材の持ち込みには各種手続きが必要であり、準備に1か月余りを要しました。

松山空港内DMAT本部
はるばる来たぜ松山!

 無事松山空港DMAT参集拠点本部に到着し次の任務に移ります。

松山から東へ70kmほどの県立新居浜病院内にある東予圏域DMAT活動拠点本部へ!

現地本部から圏域内の病院支援の指示が出ます。実際にその病院に赴くのかなと思いきや机上訓練でした…以下の写真は机上訓練で作成したものです。

CSCATTT…Command & Control
支援方針
クロノロ

 机上訓練は1時間程で切り上げられ、支援先の病院からの活動拠点本部へ帰還・報告を行うと次の指示が出されました。

新居浜から西側約50kmの県立今治病院へ!

病院支援及び医療支援のため同病院の活動拠点本部に行き、すでに支援に入っていた先発DMATから業務を引継ぎ、振り返りがなされた時点ですべての訓練は終了しました。今回の訓練では、コントローラーの進行や助言が的確であり有意義なものとなりました。一方、

活動拠点本部自体はかなり混乱し業務が滞っており、実際の災害時にはもっと大変なことになるのだろうなぁと実感しました。

関係者の皆様、お疲れ様でした。

長谷川先生(左から二人目)
松山空港にて

編集後記

 長谷川先生、辻口先生加藤さん工藤さん関係者の皆様、大変お疲れ様でした!以前、岐阜県で開催されたときは、県病DMAT隊?が小牧空港までドクターカーで本当に駆けつけたとか聞きましたが…松山空港まで車で行くなら高速使って約17時間かかります!(by Google map)、ってそれよりも

実はこの大規模訓練、数年後に青森で開催予定らしいです…

大変です…よろしくお願いいたします!

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