この度、当高度救命救急センターの伊藤勝博先生が、災害医療ロジスティクス専門家に認定されました!現在、日本全国でこの認定を受けているのはわずか100余名のみであり、非常に稀少な専門認定です。伊藤先生のこれまでの尽力と専門知識が高く評価され、この名誉ある認定を受けることとなりました。
災害医療ロジスティクス専門家とは?
災害医療ロジスティクス専門家とは、災害時における医療支援活動を効率的に行うための後方支援や業務調整を専門とする資格です。この専門家は、人的・物的資源や通信環境の整備などを含め、組織横断的に活動する能力を持っています。また、地域において災害ロジスティクス教育の指導的立場としても活躍することが期待されています[2][4][5]。
認定取得方法
申請可能基準
- 災害医療ロジスティクス専門家として優れた人材及び災害医療に関する見識を備えていること。
- 災害医療および災害医療ロジスティクスに関する研修会の指導または受講をしていること。
- 災害医療ロジスティクス専門家として見識を深めるため、災害医療に関する学術集会に参加していること。
- 申請時に、本学会の正会員であり会員歴2年以上を有し、会費2年分を完納していること。
- 認定ポイント総計が基準を満たしていること。
(※認定ポイント:各種研修会、学術集会等に認定ポイントを設定。認定ロジと認定上級ロジとでは基準が異なる。詳しくは申請ページにて記載) - 職種は問わない!
伊藤勝博先生ご紹介
伊藤勝博先生は、医療連携推進機構の災害・被ばく医療教育センターのセンター長・教授、かつ、高度救命救急センターの副センター長も務めています。専門分野は救急、災害被ばく医療、脳神経外科学であり、青森県の救急医療の発展に大きく貢献してきました[1][3]。
伊藤先生の専門家認定取得を機に、当院の災害医療体制はさらに強化されました。今後も地域住民の皆様に安心・安全な医療を提供できるよう、職員一同努めてまいります。
Citations:
[1] https://hue2.jm.hirosaki-u.ac.jp/html/100000251_ja.html
[2] https://jadm.or.jp/contents/logistics/
[3] https://www.med.hirosaki-u.ac.jp/hospital/clindtl/kyukyuka.html
[4] https://jadm.or.jp/contents/certification/
[5] https://jadm.or.jp/contents/logistics/logimanu.pdf
[6] https://www.med.niigata-u.ac.jp/disaster/contents/program/logistics/logi_expert.html
[7] https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2019/193011/201922044A_upload/201922044A202007091259054670008.pdf