2024年4月3日、台湾東部の花蓮県沖でマグニチュード7.2の地震があり、広い範囲で震度6強などの強い揺れがありました。
地震の発生から本日4月10日で1週間となりますが、これまでに13人の死亡が確認されたほか、景勝地の太魯閣渓谷の周辺などで連絡が取れなくなっている6人の捜索が続いています。先日長谷川先生が見学に伺った台北「林口長庚紀念醫院」外傷センターでも震度5(ほぼ日本の震度5と同じ)を記録しましたが、病院周辺や担当原子力施設では特に大きな被害は無かったそうです。これまでのところDMATや原子量災害派遣チームの出動要請はありませんが余震が続いており予断を許しません。救助活動・復興支援が進み、現地の人々が安全な暮らしを1日でも早く取り戻せるよう祈念しております。
台湾緊急支援 寄付ご協力のお願い
「台湾支援の寄付したいんだけど、寄付サイトとか多すぎて分かんない、どこに寄付すればいいの?」などと問い合わせ頂きますが、正直私もわかりません。コンビニとかYahooとか手近なところどこでも良いと思います。一応、医療サイト的には以下が大手でしょうか。空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"は先の能登半島地震でも活躍してました。ぜひ支援をご検討ください!
日本赤十字社:2024年台湾東部沖地震救援金
空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"(ピースウィンズ・ジャパン):台湾花蓮地震 緊急支援へのご寄付
参考:「台湾東部沖地震で被害の大きかった東部・花蓮県では地元当局が発災直後から複数の慈善団体や住民らと連携し、スムーズな避難所運営を進めている。小学校の体育館を利用した避難所には、仏教系慈善団体「慈済基金会」が事前に用意していた簡易型の間仕切り設備が設置された。上部が開いており布製のため遮音効果は少ないが、プライバシー保護やストレス低減に効果を発揮した。」
避難者によると、3日夜には軍がシャワー設備を設け、体を洗うことができたほか、数日後にはボランティアが希望者にマッサージをしてくれたそうです。台湾東部沖は度々大きな地震が起こっており訓練や備蓄がしっかりしていると考えられます。準備と初動が卓越しており学ぶべきところ多数と感じました。